Genyas ジーにゃあス

「猫吸い」がやめられないのはなぜ?やめられない理由と驚くべき効果とは

  • 2022/05/23

*本ページでは、PR(広告)を含むことがあります。売上は保護猫活動の費用(食費, おやつ代, 通院費, 維持管理費等)にのみ使用されます。なお、広告には【PR】を明記しています。

 

猫吸いがやめられないのは、科学的に証明された「愛情ホルモンの分泌による影響」や「癖になる正のサイクル」があるからです。

「1度だけでも良いから試してみて」「友達もやってる当たり前のことだよ」など、甘い言葉で誘惑されてしまう猫吸いの魅力。

やめられない、とまらないと何度も繰り返してしまうものです。

じつは、この不思議と癖になる理由には科学的根拠があり、今後の研究次第では特定の病気に対して、新たな予防と治療のアプローチにつながるのではと期待されている分野でもあります。

今回のにゃんコラムでは、そんな猫吸いがやめられない理由を科学的根拠も含めて紹介します。

今回のまとめ

猫吸いがやめられないのは、リラックス効果があって自律神経を整えてくれること、良い匂いと一緒に記憶に残って何度も繰り返しやすい環境がそろうからです。

理屈抜きにいうと、ふわふわの感覚となんだか癖になる香りで止まらなくなる!という感じ。

愛情があるからこそ、止まらなくなるという化学的な証明もあります。

かくいう筆者も、少なくとも1日1回は「猫吸い」をしてしまうほどの中毒者です。

なぜ猫を吸いたくなるの?

猫を含めたペットを撫でたり、顔を埋めたりすると愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、リラックスできて幸福感を得られるからです。

一種の快感ともいえる例えようがないその感覚は、麻薬やドラッグとも呼べるほど癖になります。

また、一説には猫のアポクリン汗腺からの分泌物から発せられる体臭が、なぜかわからないけど何度も嗅ぎたくなる匂いとする人もいます。

基本的に猫は無臭ですが、こうした背景から定期的に猫を吸いたくなるというわけですね。

簡単にまとめると、猫吸いは麻薬(ドラッグ)と比喩されるレベルで、愛情ホルモンやアポクリン汗腺の分泌物による体臭などの理由で、多くの愛猫家が癖になっているものです。

猫吸いをやめられない理由

結論からいうと、不思議と吸い寄せられるかのようにやってしまう「猫吸い」をやめられないのは、以下の理由があるからです。

  • 癒し(リラックス)効果があるから
  • 自律神経を整えてくれるから
  • 良い匂いと一緒に記憶に残るから

癒し(リラックス)効果があるから

猫吸いを含めて、猫と一緒に過ごす時間から得られる癒し効果がやめられない理由の1つです。

項目 当てはまる 当てはまらない
家族の一員と感じる 88.20% 11.80%
リラックスできる 83.80% 16.20%
笑顔で接することが多い 83.10% 16.90%
コミュニケーションがとれる 80.90% 19.10%
緊張感が和らぐ 80.20% 19.80%
怒りの気持ちが鎮まる 75.00% 25.00%
心が通じ合うと感じる 75.00% 25.00%
悲しみが癒える 69.80% 30.20%
話し相手に感じる 66.20% 33.80%
気力が増す 48.50% 51.50%
優越感が得られる 20.60% 79.40%
出典:ペットが及ぼす心理的効果-飼育経験の有無による検討(2003年)
※一部表記を変更してわかりやすく変更

136人を対象にした研究では、リラックスできると回答した人の割合が全体の約83.80%でした。

また、同対象者のその他のアンケート項目として、緊張感が和らいだ(80.20%)、笑顔で接することが多い(83.10%)なども挙げられています。

一方で、優越感が得られる(20.60%)といった項目は数値が低く、家族の一員として考えているからこその回答も見られました。

対等に考えているからこそ、猫吸いによって癒しを得られるのかもしれませんね。

参考:ペットが及ぼす心理的効果-飼育経験の有無による検討(2003年)

【科学的根拠】愛情ホルモン(オキシトシン)が増加する

猫吸いしたときの触れ合いで、愛情ホルモンのオキシトシンが分泌され、愛着につながります。

2008年までの研究で、「人にとって触れることは愛着の形成に関与する」という結果が得られているからです。

例えば、撫でるという「ふれあい」によって、猫に愛着が生まれますし、その愛着によって、さらに撫でるというアクションが増えます。

この『正のサイクル』によって、やめられなくなるわけです。

猫吸いも同じ原理で愛着につながることで、やめられない状態になるってことですね。

参考:日常的な関わり方と人と猫の情緒的結びつきに関する研究(2017年)

自律神経を整えてくれるから

猫吸いをすると、リラックスできることで自律神経を整えて気分を落ち着けられるのも、ついついやめられない理由です。

厚生労働省が運営する健康情報サイトでは、自律神経の乱れの多くは、ストレスによって正常に機能しないことが原因として挙げられています。

猫吸いには、リラックス・緊張を和らげる・怒りの気持ちが鎮まるなどの効果がありますから、ストレスの軽減に役立ちます。

例えば、『イライラしているときに猫吸いをして気分をスッキリとさせて、また新しく挑戦してストレスが溜まったら…。』といった形で愛着と同様に正のサイクルが生まれるわけです。

ストレス社会と呼ばれる時代に、自律神経を整えてくれる猫吸いは、もはやなくてはならない行為です…!

参考:自律神経失調症-e-ヘルスネット

【科学的根拠】オキシトシンは自律神経を抑制する

分泌されたオキシトシンは、自律神経(交感神経)の活性を抑えて、バランスを整える役割があることがわかっています。

自律神経は、「交感神経・副交感神経」の2種類にわけられます。

種類 役割
交感神経 身体を活発に動かすときに働く
副交感神経 身体を休めるときに働く

自律神経が乱れて交感神経が優位になると、眠れなかったり、それによって疲れがとれなかったりします。

つまり猫吸いは、リラックス効果によって交感神経の活性が抑制でき、副交感神経とのバランスを整えられるというわけですね。

ストレスが溜まったときや、疲れを感じたときには、この自律神経を整える働きによって「ついつい猫吸いしてしまう」流れが癖になっちゃいますね。

また、2020年の研究で愛情ホルモン(オキシトシン)は、自律神経反応と新しい結びつきがあることが明らかになりつつあります。

今後の研究がさらに進めば、自律神経障害に基づく顎顔面頭部の機能障害だったり、歯科関連疾患だったりに対する新たな予防と治療のアプローチとなるかもしれません。

参考:オキシトシンと副交感性血流増加反応の相互作用による新たな顎顔面領域の血流調節機構-北海道医療大学学術リポジトリ

良い匂いと一緒に記憶に残るから

猫吸いは、良い匂いと一緒に記憶に残ることもやめられない理由です。

香水や芳香剤など、好きな匂いはいつでも身近にあり、その匂いに包まれていたいと感じますよね。

それと同じように、なぜか依存性が高くて人気なのが愛猫の香りです。

猫によって異なりますが、具体的には以下の匂いに例えられるようです。

他にも、太陽の匂いだったり、ほぼ無臭だったりという口コミがありました。

なぜか何度も猫吸いで嗅ぎたくなるその匂いは、過ごした環境や体調によっても異なります

筆者の場合は、柔軟剤の香りでした。我が家だけのオリジナルブレンドを知るためにも、1度は試してはいかがでしょうか!

【科学的根拠】匂いがもつ不思議なプルースト効果

プルースト効果は、匂いを感じたときの感情や記憶を思い出す現象のことです。

私たち人間は、猫吸いをしたときの匂いと一緒に「そのときの情景や感情」が記憶として残ります。

そして、同じ匂いを嗅いだときにその記憶を思い出す(プルースト)によって、リラックスしたり、幸せを感じたりできるわけです。

リラックスのために猫吸いをした場合、落ち着いた記憶と経験から、定期的に繰り返してやめられなくなるサイクルが出来上がるイメージです。

参考:日医on-line-においと記憶

  • 猫吸いには癒し(リラックス)効果がある
  • 猫吸いは自律神経を整えてくれてストレスが緩和する
  • 良い匂いと一緒に記憶に残って何度も繰り返す

猫吸いが止まらないのは愛情がある証拠

猫吸いが止まらないのは、愛情がある証拠です。また、ついつい人間がリラックスしたいために吸うことも。

過剰なスキンシップはストレスになる可能性がありますが、適度に愛猫の状態をみて楽しみましょう。

くれぐれも、吸いすぎて猫パンチ・キックや、嫌われたりしないように注意してくださいね。

その他にも、愛猫に関して様々な情報を発信している以下のにゃんコラムもチェックしてください!

*この記事は、OpenAI社が提供するGPTのAPIを活用して作成しています。オジィがすべて確認していますが、お見苦しい点、間違い、誤表記などがあればお気軽にお問い合わせください。